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エスメラルダ (コルベット) : ウィキペディア日本語版 | エスメラルダ (コルベット)
エスメラルダは、19世紀後半にチリ海軍が保有したコルベットの一隻。同名のチリ軍艦としては2代目となる。スペインとの戦争及び南米の太平洋戦争で使用され、イキケの海戦で沈没した。 == 建造 == 1852年6月30日に、チリ政府は、蒸気機関搭載のコルベットを建造する方針を決定した。しかし、議会の承諾がすぐに得られなかったので、着工は遅れて1854年となった。イギリスのケント州ノースフリートにあったヘンリー・ピッチャー(Henry Pitcher)造船所に発注され、1854年12月に起工された。1855年6月に進水し、かつてスペインから鹵獲したフリゲートの艦名にちなんで「エスメラルダ」と命名された。艤装完了後にファルマスから出航し、1856年11月7日にバルパライソに到着した。建造費用は21万7千ドルを要した〔チリ海軍の解説では“Costó $ 217.461.”となっているが、誤植と判断して本稿を執筆した。〕。 船体は木造で、船底は銅板で保護されていた。推進装置はスクリュー式で、帆走時には水中抵抗物となるスクリューを引き上げることも可能だった。コルベットであったが、同時期のフリゲート並みに高級な設備を有していたといえる。武装は舷側砲列式で32ポンド前装滑腔砲20門を装備していた。
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